毎日、同じことを見て聞けば、自ずとその言葉に洗脳されて、それに染まっていく。それで己の固定観念が形成される。
洗脳手法を悪用したのがオウム真理教の教祖麻原である。信徒は麻原から洗脳され、結果として絞首台に上る羽目になった。
先日も福岡市で「ママ友が洗脳して五歳児を餓死させた事件」が起きてしまうのが哀しい現実である。
しかし良き洗脳教育なら、良き考え方が身に付き、行動も前向きになり、結果として人生の極楽浄土に登れる。
私の寝室の壁には、馬場恵峰書「道」を掛けている。眠る時と目が覚める時に、それが嫌でも目に入る。
毎朝、目覚めたとき、「希望を持ちあせらず、千里の道も一歩から」を見て、今日も頑張ろうという気になって起床する。目標を明確にして進む気になる。
寝るときは、今日もよく頑張った、今日はその一歩を歩めた、と満足する。その順序は誤っていなかったかと一日の行動を反省して、眠りにつく。これは成功へのアルファメーションである。私の心の中では、まだ馬場恵峰先生は生きている。
2021-03-08 久志能幾研究所通信 1942 小田泰仙
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