過去の経験や思考が、未来の事件を読む糧となる。時間節約の為、読むべきことを絞ろう。全てを読んでいては、絶対時間が足りなくなる。プロは、過去の血の滲む訓練を智慧に昇華する。それが定石と言われる手順だ。
人生の岐路の選択で、自分の定石を蓄積しよう。それが時間を略するテコになる。早く選択すれば、多く選択する機会が増える。間違いもあるが、それが貴重な経験となる。多く決断して多く間違いを経験しなければ、読みの練習にならない。痛い目に会って初めて智慧になる。
大事なことは第一感で決めても、そんなに間違いはない。そこには過去の経験から獲得した智慧が出した結論だからだ。
即決はしなくてもよいから、早く決断しよう。時間は無為に過ぎていく。強敵の時間は、待ったを許してくれない。
2021-02-27 久志能幾研究所通信 1933 小田泰仙
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