医師から余命1ヶ月と宣告されたなら、楽しいことをやって過ごせばよい。享楽的に過ごせばよい。しかし余命2年と宣告されたなら、その過ごし方を考えねばならぬ。人が、享楽的に過ごせるのは1ヶ月である。それより長いと、享楽的に時間を過ごすのが苦痛になる。人間の神経は、その快楽にすぐ麻痺してしまう。人は頂いた命の意味を考えて、その命を全うするために生きたいと思うはずだ。
南雲吉則先生の使命
南雲吉則先生も、父との最期のお別れで、棺に横たわる父の頬に顔を寄せた時、父の懐かしい香りで、過去の父との思い出が走馬灯のように目の前を横切ったという。それで自分が何のために世に生を受けたかを悟ったという。単に父と張り合うために生まれたのではないと悟ったという。
余命2年宣告
私もこの年初に癌の手術をして、医師から余命2年を宣告された。だからこの命を、子孫のため、世のために使いたいと思い運動している。残された時間を有効に使いたいと、頭をひねっている。残された時間は命なのだ。命とはこの世で使える時間の資源である。
市長の使命
大垣市長として、現在5期目の小川敏は、市長としての任期である命は2年を切っている。本来、市長の使命に目覚めて残りの時間を大垣市民のために捧げるのが、霊長類の人の道のはずである。しかし小川敏には、そんな気はないようだ。彼は爬虫類の脳に支配されている。岐阜新聞に我が物顔で宣伝活動(事前選挙活動)に余念がなく厚顔無比である。彼には市民の幸せは頭にない。情けない。
小田泰仙のコメント
人類は親戚
「魂」の話しとは、宗教でも教育の話しでもない。人間として、DNAに刻まれた種の本能である。一人の人間には2人の親がいる。10代前に遡ると1000人の親がいる。20代前だと百万人、30代前だと10億人である。40代、1000年前に遡ぼれば、1兆人である。1000年前の当時、世界の人口は3億人である。それから考えると日本の民族は、全て親戚である。血を分けた仲間なのだ。
だから東日本大震災の時、東北には親戚がいなくても、日本人の多くが涙を流し、支援物資を送り、ボランティア活動にはせ参じた。それは魂の作用である。
人生の使命は何か
己は、脳と魂で支配されている。脳は自分の縄張りを守るのが本能である。魂は、細胞の中のDNAに書き込まれた情報である。脳は縄張りを守るために争いごとしか起こせない。
脳に支配された愚行
だから頭のいいと言われる人が、平気で大量殺略を行ってきた。頭が良いと言われる高級官僚が汚職にまみれている。平気で富を独占してきた。富裕層の1%が富の99%独占する社会を形成している。小川敏のように、平気で権力を独占して、大垣市民を苦しめてきた。脳に支配された人間は、愛する人を手にいれると、平気で彼女に暴力を振るうようになる。それは自分を守るために、脳が縄張りを主張するからだ。だから小川敏は、自分の縄張りを守るため、大垣市民の利益とは逆の行政を行っても平気なのだ。
小田泰仙のコメント
魂の叫び
それに対して魂は、種が危機にさらされたら、自分を犠牲にしても種族を守る、子孫のために死ねるのだ。この魂があるから、種の保存が永続したのだ。脳に支配されていれば、とうに人間の種は滅んでしまっていたはずである。船旅の家族が、荒波に難破し溺れかかっても、親は死んでも子供のために救命ボートを差し出すことが出来る。それが魂の役目である。
肉体の一部である脳は、寿命が来れば死ぬ。しかし魂は肉体が滅んでも、永遠に残る。遺伝子にその情報が書き込まれているからだ。
南雲吉則先生の使命
南雲医師の使命は、癌がこの40年で3倍に増えた状況を、啓蒙活動で、10年後にガンを半減させる状況に変えることだという。そのために命を使っているという。それが、今回の「南雲講座 命の食事」講座である。是非、この講座「命の食事」の内容を仲間に広めて欲しいという。私はその意を受けて、この文章を記載した。それが故河村義子先生への供養だと思う。
2019-11-24 久志能幾研究所通信 No.1407 小田泰仙
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