南雲講座「命の食事」5  国家の皮は軍隊

軍隊は、外敵から国民を守る「皮」

英国の強欲の歴史

 国家も侵略する側にとって、果物と同じである。覇権主義国家にとって、他国は全て美味しい甘~い餌なのだ。敵は虎視眈々と美味しい餌を狙っている。その昔、英国は世界中の未開の国を植民地にして、原住民の生き血を吸って、英国人は王侯貴族の生活を送った。英国は世界の各地を植民地にして、「英国は日の沈まない国」と豪語した。要は、英国は泥棒強盗国家であった。大英博物館は強奪した盗品倉庫なのだ。英国は皮のない果実を貪り、その食べた後の実の抜け殻を自慢げに展示している。(小田泰仙のコメント)

 

中国共産党の強欲

 現在は中国共産党が、地下資源の豊富さゆえに、チベットやウイグル自治区を狙った。そして中国共産党は武力でチベットを制圧して、併合した。それでチベット人口の約20%の人民が虐殺された。日本で言えば、2千万人が殺されたと同じである。

 今は、多くのチベット人やウイグル人が強制収容所に入れられて、臓器移植のドナーにされている。臓器移植を求めて中国に行けば、2日間でドナーが見つかるという。そのカラクリがチベット人、ウイグル人の強制収容所送り、強制的な臓器摘出である。だからトランプ大統領が人権問題で、中国を責めている。しかし中国に媚びを売る日本のマスコミは、その件に口を閉ざす。日本人の人徳も地に堕ちた。見識ある人間なら、どのマスコミが中国に媚びを売っているかを見極めるべきだ。

 チベットが中国共産党に「食べられた」のは、平和憲法がなかったためではなく、外部から自国を守る「皮」に相当する軍隊がなかったためである。(小田泰仙のコメント)

 

中国の日本に対する行動

 戦後70年経っても、弱肉強食の時代は続いている。中国共産党は毎日のように尖閣諸島に領海侵犯、領空侵犯を繰り返している。それに対して航空自衛隊がスクランブル発進をするが、その戦闘機のガソリン代だけでも一回1千万円の出費である。平成30年度のスクランブル回数は過去最高の999回である。そのジェット燃料代だけでも年間99億円である。燃料代だけでも、国民一人当たり83円の負担である。それも毎年継続して、年々その領空侵犯、領海侵犯回数が増えている。それの対応費は税金である。

 日本を守る自衛隊を「暴力装置」と言ったのは、当時の民主党である。そんな民主党が消えて、日本には幸いである。

 いわばゴロツキが毎日、隙あらば侵略しようと刃物を持って日本という家の周りをうろついているようなものだ。なぜそんな国家のドンを、来春に国賓として迎えるのか。(小田泰仙のコメント)

 

国防とは

 国防は国の要なのだ。国の回りは、ばい菌だらけである。北方四島は太平洋戦争のどさくさにソ連に奪われた。竹島は韓国に盗まれた。今、中国共産党が尖閣諸島、沖縄を狙っている。非武装中立などと戯言を言っていた社会党は消えた。歴史の必然であった。国防は、果物の皮と同じである。大事なのだ。

 国家は、防衛と政治と経済からなる。どれが欠けても、国家として成り立たず、敵国の餌食にされる。それがこの300年間の欧米による植民地強奪戦争の歴史である。

 国家の「皮」が軍事力である。非武装中立という美しい言葉は、現在のグローバル経済主義社会では通用しない。自国を守る気概を持ちたい。(小田泰仙のコメント)

 

2019-11-01 久志能幾研究所通信 No.1386  小田泰仙

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