日本の全マスコミが、大スポンサーの広告主に気兼ねをして、報道すべきガン死の予防に関する報告書を、口裏を合わせて報道しなかったのは、マスコミの自殺行為である。それも日本人の生死に関する情報なのだ。マスコミは利権者を守っても、民衆は守らない。
1977年、アメリカでマクガバン報告書が発表されたが、日本の全マスコミは報道しなかった。1985年、これをもとに米国議会で、抗がん剤、放射線療法、手術ではガンは治らないことが証言され、これを機に、アメリカはガン治療の方針転換をして、ガン死が減ることになる。この報道すべき事実を日本のマスコミは報道しなかったから、この事実を知る日本人は少ない。日本ではその事実が隠蔽されたので、ガン死者が、米国と対照的に急増することになる。世界の先進国の中で、日本だけがガン死が急増である。なぜ、マスコミはこれを追及しないのか? マスコミはガン・マフィアに広告料として金ヅルをにぎられているので、追及できるはずがない。
ガン・マフィアの圧力
この数年、日本のマスコミを賑わす抗がん剤論争に、下記の重要な10の報告、論文は全く登場しない。なぜなら、この真実が明らかにされたら、ガン患者どころか病人が激減してしまう。それでは製薬会社、医療機関等のガン・マフィアの利益が激減してしまう。だから、強力な圧力で、全世界のマスコミに圧力をかけ、大衆には知らせないようにしたのだ。
1.1977年 マクガバン報告
2.1985年 デヴュタ報告
3.1985年 ADG
4.1985年 東海岸レポート
5.1988年 NCI報告
6.1990年 ОTA報告
7.1990年 チェコ・リポート
8.2005年 チャイナ・スタディ
9.2009年 ウィスコンシン大報告
10.2010年 南アフリカ大報告
1977年「マクガバン報告」:
米国人の食生活は間違いで、肉好きの大腸がん死は5倍。食事の改善で、ガンの発生も死亡も20%減らせる。心臓病の発生も死亡も25%減らせる。糖尿病も50%減らせる。
この報告書は、民主党のマクガバン上院議員が指揮して取りまとめた。しかし、畜産業界、医療業界、マスコミの猛反発で、闇に葬られた。大統領候補でもあった有能なマクガバン上院議員も、業界の圧力で政治生命を絶たれた。
1985年「デヴュタ報告」:
「抗がん剤は無効である」と米国立ガン研究所長のデヴュタ所長が、米国議会で証言した。
1985年 同証言「ADG(アンチ・ドラッグ・ジーン)」
抗がん剤の毒性が、がん細胞の遺伝子ADGを変化させ、抗がん剤への耐性を獲得させ、更に繁殖力を強くさせていく。つまり凶悪化する。
1985年「東海岸レポート」:
米国東部の20近い大学・医療機関の合同研究報告として、「抗がん剤の効果を決定的に否定」した。
複数投与群の副作用死は単独投与の7~10倍。抗がん剤を多剤投与するほど早死にする。
がん治療で、生存期間が一番長かったのは、放射線治療を一度も受けなかった患者たち。放射線治療もがん患者の生命を殺いできた。
1988年「NCI報告」:
抗がん剤は強力な発がん物質であり、投与されたガン患者の別の臓器、器官に新たなガンを発生させる。
1990年「ОTA報告」:
米国政府も抗がん剤を中心とする「通常医療(抗がん剤、放射線医療、手術)」の無効性・危険性を公式に認めた。
「抗がん剤治療は、効果が極めて小さく、副作用リスクは極めて大きい・通常療法で治らないとされた末期ガンが、代替療法で沢山治っている。議会はこの療法を調べ、国民に知らせるべき」と勧告している。この勧告以降、アメリカのがん患者は、毎年、数千人の勢いで減り続けている。(日本は増加の一途)
1990年「チェコ・リポート」:
ガン検診を受けた人ほど、早死にする。
発ガンの最大犯人はX線被爆である。CTスキャンは胸部X線撮影の300倍の被爆。
2005年「チャイナ・スタディ」:
米国研究機関と中国政府との合同研究。
アメリカの男性の心臓発作による死亡率は、中国人の17倍、アメリカ女性の乳がん死亡率は、中国女性の5倍。動物タンパク質は、史上最悪の発ガン物質であった。
この研究は『チャイナ・スタディ』として発刊され、全米で150万部超えの大ベストセラーとなった。
2009年「ウィスコンシン大報告」:
腹7分のサルは、ガン発生率が半分以下。
カロリー制限こそが、ガン予防と長寿の決め手。
2010年「南アフリカ大報告」:
断食がガンを予防するベストな方法。
これは医療関係者と食品メーカにとって、悪夢のような報告書である。
エピソード
医者と喧嘩別れ
私はガンになり、愛知県がんセンターで、ガン摘出手術後、医師から転移防止で抗がん剤治療を勧められた。「それがその病院の「標準治療」で一番効果があり、1割ガン再発のリスクが減る」と説明されて、納得して、その治療を受けることになった。
しかし、抗がん剤治療開始の直前、情報収集をして抗がん剤のデメリットを船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』で知り、怖ろしくなった。その治療は、2剤の抗がん剤を使う。複合の抗がん剤を使うと、その副作用での死亡者数は7~10倍になると分かり恐ろしくなり、担当薬物医師に治療の拒否を申し出ると、嫌がらせと脅しをされた。曰く「今後、ガンが再発したら助からない。是非抗がん剤治療を受けるべきだ」と。
嫌がらせと脅し
予約の10時30分に受付に行って、抗がん剤治療の断りを言って、待っていたが、後から来る人が先にドンドン先生に呼ばれて診察室に入るが、その人は2時間も待たされて、午前の最後の最後に回された。それは嫌がらせ以外の何物でもない。
その診察で、延々と標準治療について説明され、何度も抗がん剤拒否の撤回を聞かれた。日本ガン学会の推奨治療で、抗がん剤の数千の事例で、10%の延命効果があると説明されるので、その学会の臨床統計データを見せてと申し出たら、「それは見せられない」と拒否されたので、腰を抜かした。学会で公認しているデータがなぜ見せられない? 捏造したデータではないか。
論文のデータねつ造
日本のガン学会の論文はデータねつ造が多くて、海外の学会では受け付けてもらえないという噂がある。知人は、それを納得したという。ガン患者が死にそうになると退院させ、その母数から削除する。病院で死なれては困るのだ。
直らなかった患者は、母数からどんどん省いて生存率を計算する。つまり、なかったことにするという。そういうごまかしが横行しているとの噂である。すべて、医療機関の儲け確保と製薬会社の抗がん剤の売上向上のためである。
私の父の死
私の父も胃がんになり、胃の全摘手術を受けた。手術後の半年後、再入院して肝臓への転移が判明し、私が、高齢の父をこれ以上苦しめたくないので、手術もその抗がん剤治療も拒否すると、大垣市民病院から、「病院としてもう治療することがない。(出て行け)」として強制退院させられた。私はその後の父の入院先を探すため、大垣市内の病院を走り回った。なぜこんなことで走り回らねばならぬのかと怒りが出た。父はその別の民間病院で亡くなった。救いは、苦しまず安らかな死であったことである。
本記事のデータは船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』(共栄書房 2018年)から引用した。
2019-04-11 久志能幾研究所 小田泰仙
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