天附の才能 30%
努力 30%
心がけ 40%
心がけこそ、好きこそモノの上手なれ、である。
馬場恵峰師談 2006年4月28年 明徳塾
最近、この言葉を記録したB5カードを見付けた。これの件を最近のA家のKK問題に重ね合わせ、その反面教師の実例として再確認した。彼は弁護士になる努力も心がけもゼロ%である。だから成功するはずがない。KMさんも天附の環境に甘えて、努力も心がけもゼロ%であったので、M美術館の学芸員としての能力が育っていないことが露見した。
私の両親は戦後、裸一貫から立ち上がり、私を育ててくれた。父は地獄のシベリア抑留から生きて帰国できた。父の弟はシベリアの土になった。私には天附の才能も家柄もなかった。私は両親の働く姿の背中を見て育った。だから私は努力と心がけだけは、人並み以上にしたと思う。人生は努力しただけ成果が上がるわけではない。その成果は問わず、頑張ったプロセスが大事だと思う。
松下幸之助翁も、二階に上がるために必要なことは、「二階に上りたいという熱意」という。それが努力と心掛けである。その話を幸之助翁が京都経営者講演会で参加者の質問に答えて話したら、会場の全員が笑ったという。それを笑わなかった人が、稲盛和夫氏であった。
馬場恵峰書
.
2022-11-20 久志能幾研究所通信 2547 小田泰仙
「久志能」↖ で検索
著作権の関係で、無断引用を禁止します。