スウェーデン見聞録 - 窓際のトットちゃんを演じよう

 

 空想力、FC(Free Child)こそ創造の源である。何にでも興味を持ち、「なぜなぜ」と大人に質問を浴びせる。それが縁の始まりとなる。縁には時間が一杯詰まっている。縁を活かせなくなった時、それは単に生き永らえている状態に陥る。生命力溢れていて、生きていくためには興味こそが命。人生で、仕事で、趣味で、興味を持てなくなった時、人生、仕事、趣味の成果での死が訪れる。

 

 私は英語版の「窓際のトットチャン」(黒柳徹子著)をスウェーデン出張時にお土産として準備して持って行った。この贈り物は、楽しいご縁の時間をもたらしてくれた。読んで楽しい本は海外でも受ける。教育の本質は古今東西変わらない。20年前のベストセラーで100万部を超えたはず。

(2017年5月に累計発行部数が1000万部を突破)

(2021年3月で全世界累計発行部数は2371万部)

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 スウェーデン出張時、納入機械の担当責任者A氏の自宅に招待された。奥さんに英語版「窓際のトットチャン」を贈ったら、感激してお礼の手紙が届いた。人の心や教育は国境を越えて共通である。心ある人が、ご縁で心の琴線を奏でる。

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  A氏家の家庭  この日はО氏ご夫妻も招かれて、豪華なパーティーでした。

  1985年12月8日

 別にサン・テックジュペリの英語版『星の王子様』も持っていって贈った。これも大変喜ばれた。現地では、意外と本書は知られていない。

 

 A氏家に招待時、A家のお子さんから日本人のお客様へと日本の情景を描いた絵(A4サイズ)を贈られた。そこには天皇(エンペラー)が日本刀を掲げて、日の出を背景に立っているクレヨンの絵である。こういう温かいもてなしは嬉しいものだ。子供の絵ではあるが、私はこの絵を今も大切に保管している。

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 A氏家のお子さん     スウェーデンのショブデの街で

 今は北欧美人に成長している?     1985年10月12日

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 A氏家のお子さんが書いたエンペラーの絵

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2022-11-13  久志能幾研究所通信 2541  小田泰仙

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