一般的な電気ケトルの本体は、プラスチック製で出来ている。そのプラスチックからは有害なBPAが溶け出す恐れがあるというYouTube情報を得て驚いた。それでガラス製の電気ケトルに買い替えた。
ビスフェノールA(BPA)は1891年に発見された歴史の長い化学物質で、ポリカーボネート製のプラスチックを製造する際や、樹脂の原料として採用され、ポリ塩化ビニール(塩ビ)の添加物として利用される。
ビスフェノールA(BPA)は、肥満、糖尿病、高血圧、心血管疾患など、あらゆる原因による早死のリスクの増加に関連している。 簡単な予防策には、プラスチック容器への依存を減らすことだ。
BPAが腎臓や肝臓を傷つけると言われる。またそれががんの要因とも噂される。それが原因で、学校の給食容器からプラスチック製が排除されたという。
最近のプラスチックはBPAが溶け出すことはないと言われるが、高温で使われるケトルにプラスチック製の容器が使われるのは、何か不安が残る。
マイクロプラスチックの問題としても、プラスチックは傷つきやすく、溶けやすい。それが高温で長年使われると、その危険性が増すはずだと不安を感じる。
常識的に考えて、高温に曝されるポットの本体部分にプラスチックを使うのは設計者のセンスを疑う。私ももと機械設計者だ。あり得ない選択だと思う。
ちなみに私は食品を電子レンジでは暖めない。高温蒸気料理(ヘルシオ)を使う時も樹脂製の容器は使わない。
その危険性を私は「こはく無添加情報局」の『この電気ポットで絶対に…お湯を沸かさないで』(YouTube)で知った。
「こはく無添加情報局」『この電気ポットで絶対に…お湯を沸かさないで』(YouTube)より
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それで今使っているプラスチック製のケトルの使用を中止して、T-fal社のガラス製ケトル(約14,000円)を買った(10月2日)。
現在、使用中のケトル
新規購入のケトル 10月2日
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選定理由
このYouTube情報では、1.2リットルのHAGOOGI製(3,680円)が推奨されているが、行きつけの量販店ではこの会社の取り扱いがなく、ネットでしか買えない。
またそのデザインは完全に、T-fal社のガラス製品のパクリのようだ。
よくよく調べたら、HAGOOGIは中国製であったので、安全性と後々の故障対応を考えてT-fal社の製品を選定した。他に、アイリスオーヤマ製(5,500円程)もあったが、店頭にはなく、入手が困難だったのでT-fal社製に決定した。
サイズは1.5リットルと少し大きく重いが、安全には代えられない。
一つ残念だったのは、この製品の裏を見たら、「Made in China」と記載があったこと。
HAGOOGIのHPより(中国)
HAGOOGIは設計・開発から製造・販売まで一貫して行っている企業です。主に家庭用電気製品(電気ケトル、調理家電、加湿器など)を専門に扱っています。各業界の優秀なデザイナー32名と、生産ラインに1,200人以上の従業員を擁しています。
2017年に日本市場において楽天とアマゾン店舗で販売開始、高品質で安価な製品を日本にお届けいたしました。同年に日本国内でブランド名「HAGOOGI」を商標登録しました。
2022-10-02 久志能幾研究所通信 2506 小田泰仙
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