事象
2022年10月12日、午前11時頃、私は大垣スイトピアセンタ横の片側2車線の道を、南行きに時速50キロで走っていて、子供サイエンスププラザ横の交差点で、横から走ってきた車と衝突事故寸前の状況になった。
私が走行中に、認知症者の運転と思しき車が、右横道から一旦停止もせず、優先道路の走行車の確認もせず、私の車の直前を横切って、一方通行の裏道へ走り去った。相手は私の車が走ってくるのを認識していない。私は慌ててパニックブレーキをかけ、間一髪で衝突を避けることができた。
事後に現地を調査したら、今後もこの種の事故が起こる危険性がかなり高いと判断したので、道路の改善案を提案する。
衝突寸前でパニックブレーキをかけ、停止できた状態
2022年10月12日、10:51
相手は一旦停止をせず横から突っ込んできて、一方通行の裏道へ走り去った。
スイトピアセンタ 〒503-0911 岐阜県大垣市室本町5丁目51
Googleマップより
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原因
道路設計に根本的欠陥である。
「事故多発」と赤色燈が、東行きの道路に表示されているだけで、根本対策がされていない。事故を誘発する設計の道路である。
一時停止の表示がない。既存の停止線は離れすぎている。
橋を渡った所に一時停止表示がない。
優先道路を走る車から見て、横切ってくる車が川の上の草木で隠れる。
横切ってくる車から見ても、南行きの車が川の上の草木で隠れる。
南行きの道路に反射ミラーがない。
北向きだけの反射ミラーしかない。
東進して南北道を交差して進入する車からは、南に向かう車が川の上の草と、自分の車のセンターピラーに遮られて見えなくなっている。
横断する車は20メータ手前の一時停止線で一旦止まったので安心している。
だから一時停止違反でもない。前方注意不足だけである。
これではいつかは事故になる。だからこの場所が「事故多発」と看板表示されている。
相手車の進行方向からの眺め
私は川を挟んだ向う側の車線を右方向に走行しての事件である。
「事故多発」の看板がある。赤の回転灯まで設置されている。危ない場所なのだ。しかし、私が走行した道路からは、この看板は見えない。注意喚起が不十分である。
相手車からの視界は、川上の土手が盛り上がっており、走行してくる車が見えにくくなっている。だからこそ一旦停止が必要だが、今回はその一旦停止がされなかった。
東行きの交差点(停止線なし)
相手車(東行き)からの眺め(窓枠と川の上の草に車が隠れて見えない)
相手車(東行き)からの眺め(窓枠と川の上の草に車が隠れて見えない)
相手車(東行き)からの眺め(窓枠に車が隠れて見えない)
私の車(南行き)からの眺め(川の上の草に車が隠れて見えない)
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事故防止策
東行きの道路を進入禁止とする
南行きの道路からのみ進入可。
北向き道路と、東行きの道路からの侵入を禁止とする。
以上が出来ない場合は、
橋を渡った場所に一時停止ラインを新設
川の上の草木を取り除く
南行きの道路用に反射ミラーを新設
2022-10-18 久志能幾研究所通信 2518 小田泰仙
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