空港バス横転炎上、飽食文化と拝金主義文明への警鐘

飽食の外道・拝金主義へ堕落

 人類は誕生以来、この20万年間、飢餓に苦しめられていた。だからDNAは食品が体に入ってくると、溜め込む性質となっている。しかしこの数十年、人類初めて飽食の時代を迎え、自分の食欲に制御ができなくなった。それにかこつけて食品メーカが、食べろ食べろと、けしかけているのが現代社会である。それが現代の日本で突然死年間10万人の結果である。それが空港バス横転炎上の原因である。

 また利益至上主義、拝金主義の結果で、安全性無視のバスの設計・製造がまかり通っている現在の経済界である。

 それに対して、神仏は日本社会の堕落に空港バス横転炎上事故で警鐘を鳴らしたのだ。

 

空港バス横転炎上

 2022年8月22日10時15分、名古屋市北区の名古屋高速道路・豊山南出口付近で、空港行きの大型バスが本線と出口の分離帯に突っ込んで、横転して炎上した。後続の乗用車もバスに追突し、2時間半も炎上し続けた。運転手と乗客の2人が死亡した。脱出できた7人は軽いけがですんだ。死亡者はバスの運転手と乗客一人で、死因は焼死であった。 

 当時、助かった乗客は、割れた後部窓から脱出した。もし横転しても後部窓が割れず、火災が起きていたら、全員焼死していた恐れがあった。

 

原因追及

 その事故を起こした第一原因は、運転手の意識喪失とするのが、一番合理的である。ステアリングやブレーキの故障や都市高速道路の欠陥では、事故直前の状況を説明できない。95%の確率で、運転手の意識喪失が第一原因であると私は推定した。

 

突然死

 日本では年間、10万人が突然死している。多くの場合、バス等の運転ではないので、大きな問題になっていないだけである。現在、バスやトラック、タクシーで、年間300件ほどの運転手の突然疾患での事故が起きている。その事故数で幸いである。

 その際に、事故がバスなら燃料タンクが破損して、今回のようなバス全焼事故が起きる恐れが高い。

 

突然死の原因

 その突然死になる主原因は、心臓病、心筋梗塞、脳溢血、脳梗塞が原因である。その病気になったのは、狂った食生活が原因だ。

 拝金主義に染まった食品メーカは、消費者の健康を無視して食品を開発し、売りまくる。宣伝をテレビ、新聞雑誌上でしまくる。

 それに便乗したのがマスコミで、食品のCMの氾濫である。食品メーカは大事なスポンサーなので、マスコミは絶対に批判的な記事は載せない。

 その結果が、循環器系の病気の蔓延で、高血圧症の激増して、それが心臓病、脳梗塞、脳溢血の原因となる。またがんも激増した。

 だから、マスコミはその真因を追求せず、事故の第一原因ばかり追究していて、真因には口をつぐむ。

 

バス全焼の原因

 またバスが炎上し全焼した主原因は、利益至上主義、拝金主義の人命軽視の設計・生産・販売である。バスに乗れる乗客数を最大限に拡大するため(利益追求)、燃料タンクを危険な場所に設置した。その設計思想が異常である。そのバスを設計製造した三菱ふそうは、リコール隠しを行った反社会的な会社である。

 

下記の資料は佐賀大学の資料

突然死について

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000838279.pdf

 

突然死について

 一般社団法人日本循環器学会 参考人提出資料

     佐賀大学医学部 2021(令和3)年10月1日

・ 突然死の発生率は人口の0.1~0.2%,総死亡の10~20%であり,原因は不整脈、虚血性心疾患等の脳心血管病が殆どである。

・ 心臓突然死は、健康だと考えられていた人が、致死的心室性不整脈により、心臓が正常に収縮できなくなり、脳に血液が循環せず死に至る疾患である。本邦では、心臓突然死によって年間約6〜8万人が亡くなっている。

・ 若年男性の突然死の原因の一部に器質的疾患を伴わないブルガダ症候群等の遺伝的不整脈による心室細動、動脈硬化病変を伴わないストレス等による交感神経過緊張から生じる冠攣縮性狭心症が含まれており、剖検所見では器質的異常は認められないことがある。

 

突然死の原因

1.心疾患

   不整脈 心室細動

   遺伝性致死性頻脈(ブルガダ症候群、QT延長症候群)

   後天性QT延長症候群 洞結節不全症候群

   虚血性心疾患、心筋症、心筋炎

2.大動脈疾患、肺動脈疾患

   動脈瘤破裂、解離性大動脈瘤、肺塞栓症

3.失血性疾患

   消化器潰瘍、静脈瘤、肝がん破裂など

4.脳血管障害

   脳出血、くも膜下出血、脳梗塞

 

 P10702501s

 

 

2022-08-31  久志能幾研究所通信 2478  小田泰仙

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