安倍元総理が奈良市で狙撃され、ヘリで22キロ離れた橿原市の病院に搬送されたニュースを聞いて、不思議な感触を覚えた。橿原市は私が以前に住んでいた街であり、その大学病院には、私も通院したことがある。現場映像に大きく写っている赤い「SANNKO」の看板も、私が住居を探す際にお世話になった不動産屋で、多くの因縁を感じた。
後でネットを調べたら、奈良市にはまともな救急病院がなく、それで安倍元総理は橿原市の大学病院に搬送されたという。その搬送時間が狙撃後50分である。もし安倍元総理が近くの救急病院に搬送されて、10分以内に手当を受ければ助かった可能性があるとのことだ。
「安倍元総理を救えていたかもしれない」専門家が指摘する”見過ごされた2つの死角” 前例と常識にとらわれた対応が”日本の弱点” | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
要は、奈良県は近代の経済発展から取り残され、経済が停滞していた。奈良県は東海道経済ベルトから外れている。奈良市は経済発展が停滞していたため、まともな救急病院が作れなかった。
あの地域は、何か設備を作るため仕事を始めると、古墳等の遺跡が出土して、その開発が止ることが頻繁である。以前、イオンがその地域に出店しようとしたが、その遺跡が出てきて、出店を諦めたことがある。それで経営に重大な影響を及ぼしたという。奈良から橿原市のへの高速道路建設も、完成まで30年以上も要した経緯がある。
また空襲の被害に遭っていないので、昔の街並みが多く残っており、道が狭い。経済の血管である道路が少ない。奈良と橿原市の道路も、高層道路が整備される前は、国道が1本しかなく、それも1車線であった。だからいつも渋滞である。これでは経済が発展しない。その点で、気の毒な地域ではある。
だから古代の首都があった奈良は、今は経済が停滞している。だから先端医療設備の整備にも支障が出る。経済が停滞すれば、民の命も首相の命も、危なくなるのだ。
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経済の意味
井伊家おんな城主の井伊直虎は、城主を引き受ける際、「国はまず民が潤わねばならぬ」と決意表明して、政治に取り組んだ。それで経済の基礎を作り始めた。経済が成長しないと、民は豊かになれないのだ。
経済発展
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民の所得が増える
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消費が増える
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経済が発展する。国が豊かになる。
この正のサイクルで国が豊かになる
ところが、増税をすると、
民が消費に回す金が減る
↓
その分、経済活動が減る
↓
働き先が減り、民の所得が減る
↓
国の経済が縮小する。
これで国の経済が負のスパイラルに陥る。これが現在の日本経済の姿であり、大垣経済の姿である。アメリカはトランプ大統領が減税をして、好景気になっていた。日本は増税をして、不景気になっていた。こんなことも分からない輩が国の長と大垣市の長をやっている。
だからこの大変な経済状況の時、「ゴミ袋有料化」の増税を推進する大垣市の石田仁市長と近沢正議員とそれに賛同した議員達は市民の敵なのだ。経済の原則を全く理解していない。民を豊かにせず、自分達の利権しか考えない長は、国を治める資格がない。即刻、辞表を出すべきだ。
2022-07-11 久志能幾研究所通信 2430号 小田泰仙
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