誘惑を退け、健全な「ノーパン生活」を

 

 大垣の大規模小売店舗店に店を構えるパン屋で「ガーリックマーガリンをふんだんに塗り」と宣伝する新製品が販売されていた。

 マーガリン(トランス脂肪酸)は健康に悪影響があるとして、欧米では使用量が規制されている。それを堂々と「ガーリックマーガリンをふんだんに塗り」と宣伝する神経が異常である。以前もこのお店の葡萄パンにショートニングが使われていることが分かり、それ以降、このお店でパンを買うことを止めた。他のパンも「毒物」の含有表示はしていないが、どれだけ使われているか不明である。

 これを機に私はパン食を止めた。パンは好きだが、健康には代えられない。パンを食べない、つまり「ノー・パン」生活である。

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 大規模小売店舗店に店を構えるパン屋の店頭で 2021‎年‎6‎月‎13‎日

 

パンの害

 パンの糖質は腸内で細菌がガスを米の10倍も発生させ、腹痛等の症状を生じせしめてパンを食べた人を苦しめる。

 小腸内には約10万個の細菌が生息している。それがパンを食べるとガスを異常に発生させる。その結果、小腸内細菌増殖症という病気を作る。日本には1200万人の患者がいると言われている。

 

食物別ガス発生量(単位:ppm)

      お米  小麦  トウモロコシ

摂取直後  15   18  18

4時間後  10   15  35

8時間後   7    65  20

   Levitt MD(ジョセフ・レイビット博士の論文より)

  (数値はグラフより読み取ったので、概算です)

 

 私もパンを食べると胃が持たれる不快な感触をいつも抱いていた。ジョセフ・レイビット博士の論文で納得がいった。

 かの坪内逍遥はパン食が好きで、それが原因で小腸内細菌増殖症になって逆流性胃炎に苦しめられ、それが原因で死亡している。彼は戦時中のパン食のできなかった時期は、胃腸病で苦しむことはなかった。日本には小腸内細菌増殖症の患者が推定で1200万人もいると言う。

 

小麦はアレルギー物質

 小麦はアレルギー物質に指定されている。その成分はグルテンで、各種の悪さを起こす。そのため現在、多くのグルテンフリーの食材が売られている。 

 

輸入小麦粉には農薬が一杯

 日本では認知症の患者が急増している。役人の農薬の許可基準、添加物許可基準が欧米に比較して大甘である。私は、それも認知症の患者が急増の一因だと思う。

 

マーガリン

 かつて植物油から作られるマーガリンは、動物性脂肪であるバターよりも健康に良いというような印象が持たれていた。しかし近年では逆に、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸が健康被害を与える可能性が指摘されている。トランス脂肪酸は心臓疾患などの一因である可能性が指摘されており、アメリカ合衆国では既に、食品中に含まれるトランス脂肪酸の量の表示義務や使用規制が行われている。

 

 WHO / FAOの2003年のレポートで、トランス脂肪酸は心臓疾患のリスク増加との強い関連が報告され、また摂取量は全カロリーの1%未満にするよう勧告されている。トランス脂肪酸の摂取量の増加に伴って認知機能が低下していることも観察されている。

 

 水素添加によって作られる通常のマーガリンはトランス脂肪酸を7%前後、ファットスプレッドは5%前後含む。過度なトランス脂肪酸批判のためメーカーが使用を低減させたことにより、逆に飽和脂肪酸の使用量が増加しており、飽和脂肪酸での健康被害(肥満、動脈硬化など)が危惧されるという主張もある。

 

2 011年10月1日にデンマークでは、肥満の原因となる飽和脂肪酸の多い食品への課税を世界で初めて導入している。飽和脂肪酸も心臓疾患との関連からWHO/FAOはトランス脂肪酸の10倍の許容量である10%を上限とし、どちらも低減を目標とすることが示されている脂肪酸である。

 

 2011年4月28日、アメリカ食品医薬品局 (FDA)、アメリカ疾病予防管理センター (CDC)、アメリカ合衆国農務省 (USDA)、連邦取引委員会(FTC) の4機関は、肥満増加の対策として子供に販売する飲食品の指針として、加工食品1食品あたりの上限を、飽和脂肪酸1グラム、トランス脂肪酸を0g、砂糖を13g、ナトリウムを210mgとした。

 

 2015年6月16日、FDAは「加工食品中に使われる工業的に生産されたトランス脂肪酸の主原料である部分硬化油(PHO: Partially Hydrogenated Oil)が人間の食品に使われても安全だとする一般的な合意はない」として、3年の猶予期間の後、部分硬化油を加工食品に用いることを禁止することを最終決定。2018年6月18日から実施される。

 

 2021年1月年現在、日本では、日本人のトランス脂肪酸摂取量が十分少ないという調査結果に基づいて、トランス脂肪酸を含む、不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、コレステロールの食品中の含有量を表示する義務や、濃度に関する基準値の規制は定められていない。

 この項、wikipedia 2021/07/22より

 

2021-07-22   久志能幾研究所通信 2097  小田泰仙

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