幸運の女神に愛される法則 (金持ち運を掴む法則)

 

 昔の雑誌を見直していたら、「プレジデント」誌の特集「お金に愛される習慣」(2012.4.2号)の黄金法則が目に入った。興味を引かれてつい読みふけってしまった。(つまり現在、私はお金に愛されていない?) 9番以降は、「毎日が楽しくなる時間術」(「プレジデント」誌2015.2.2号)からの項目である。内容はごく当たり前のことである。それが守れないから金持ちになれないだけだ。守れば大金持ちである。それは幸運の女神に愛される法則でもある。

 各項目のゴシック表題は、プレジデント誌2012.4.2号、2015.2.2号より。内容は上記を参考に著者が創作記述した。

 

1 良い仕事に集中する

  好きな仕事に没頭するのが、人生では幸せである。それが成功の秘訣。私が大学卒業当時、理系でも金融関係に進出しはじめた。高給で、華々しく見えて羨ましくは思った。自分は地道に油まみれで機械開発に取り組んでいた。その後、金融関係者は大変な時代となった。今、回想しても自分の好きな仕事で良かった思う。

 

2 大胆だが、大雑把ではない。粗野だが下品ではない。

  基本は雑ではなく緻密さが必要である。決断をして細心の気配りをせよ、である。上品な選択をせよ。

 

3 体のことに注意している

  体こそ、稼ぐために一番大事な「装置」である。死んでもいいから健康管理である。まず安寧な息をして長生きすること。息苦しい生活をしてどうするの? 何のために生きているの?

 

4 人のために、生きた金を使える

  死に金を使っても、誰も喜ばない。貧乏暮らしの老人が、孤独死した後で、床から数千万円の札束がでてきたという新聞記事が良く出る。なんのために「死金」を貯めたのだ。

  自分のために贅沢な暴飲暴食は、自分を殺す。それは死んだ金の使い方。

  福の神は、利己主義者には微笑まない。

 

5 見栄を張らず、身の丈に生活をしている

  分相応こそ、禅の生き方である。周りと比較して自分がある(禅の心)。

  「自分」の反対は「孤立」である。

  

6 自分は運がいいと思っている

  確率的に、運のいい人も悪い人もいない。(中野信子氏の講演で)

  だから「自分は運がいい」と思うほうが得である。何があっても仏様が守ってくれると信じた方が幸せである。仏様が一番いいようにして下さる。幸せの女神も、本人が運が悪いと思っている人に、幸運を与えてはがっかりするだろうと想定する。たまには女神の立場で考えよう。

 

7 失うことに抵抗がない

  失うという恐怖心が行動を臆病にする。それでは金を稼げない。どうせこの世でしか使えない財産である。何を執着するのか。幸運の女神は、執着心に嫉妬する。

 

8 未来は、今よりよくなると信じている

  そう思うから、私は人並み以上の努力をしてきた。悲観論者では未来は創れない。

 

9 むやみに携帯やメールはチェックしない

  それでどれだけ儲かるの? 自問しよう。その中身の大半は他人の不幸の報せ。

  本当に大事な要件は、相手からかかってくる。大事な要件でなく、相手の金儲けなので、少しでも気を引こうと下らないメールを寄こす。

 最近の最高傑作下品メールドコモから「暇つぶしに最適のゲーム」の案内メールであった。ドコモは暇な貧乏人相手の商売人である。

 人を馬鹿にするな、とドコモに言いたい。

  面談している目の前の人こそ、大事な要件である。それを無視してスマホを見るから相手が激怒する。だから幸運の女神にそっぽを向かれる。

 

P1140683s

10 10年スパンで人を育てることを考える

  育てるべき人とは、自分自身。

  どういう人物に育てたいのか、10年後のビジョンを描け。

  ゼロ金利時代で、一番高い利息物件は、自分自身への投資である。

 

11 30年スパンで人生を考える

 

12 SNSやネットサーフィンよりも読書を

  ネット上の情報はゴミである。読書が黄金の知恵を与える。

  私は今、4トンの書籍に囲まれて、知的に幸福である。

 

13 勉強はしない

  金があるから、できる人を雇えばよい。お金で時間を買う。それが時間富裕者だ。私はそこまでの金はないから、時間富者になろうと思う。

 我々はそこに行きつくために、必死に勉強が必要だ。超矛盾ではある。私は死ぬまで勉強、貧乏性のようだ。

 

14 疲れたら昼寝

  人は機械ではない。疲れたら休めばよい。馬車馬のように働くから、病気になる。だから金持ちになれない。雨が降ったら傘をさす、疲れたら休む。成果主義に追われるとそれが出来ない現代人である。だから鬱病が激増する。

 

15 Do Not List

  やりたいことを全てやっていては、目的は成就しない。時間がないのだ。そのためにやらないことを決めよ。スマホなんぞ捨ててしまえ。

 

16 教祖より黒幕を目指そう  

  教祖(カリスマ)は、所詮雇われ人の貧乏人である。それより黒幕(フィクサー)で教祖をこき使う立場を考えよう。新興宗教団体でも教祖を操る管理部門が存在する。例えば、菅総理は私のために働いていると思えば、幸せな気持ちになれる。思うのは勝手である。

 いくら富豪になっても100年も生きられない。生きている間より、死んでからの時間の方が長いのだ。今貧乏でも、あの世で黒幕になる訓練をしよう。そうそれば心が豊かになれる。

 そのために見えないものを信じよう。来世を信じよう。オダ仏教を信じよう。宇宙根源の法則は、陰陽である。プラスがあればマイナスがある。目に見えるものだけで此の世が成り立っているわけではない。

 

 2021-07-24   久志能幾研究所通信 2099  小田泰仙

 著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント(0)