正しく稼ぐ金は美しい。その銭には汗と血の匂いがある。
1 人生で売るべきものは自分
だからこそ、商品としての自分を磨け。
自分という商品は生鮮食品である。油断するとすぐ腐ってくる。
新陳代謝(学び)を心がけよ。
2 商品としての自分の健康が第一
商品の大前提が、死んでもいいから健康管理最優先である。
命の安全が最優先である。
危機意識、危機管理対応の薄い人との商売を避けよ。
病気になっては商売もできぬ。
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3 人生商売は命の物々交換
時間は命。人と1時間面会するとは、相手の命の1時間を頂いているのだ。それに見合った人生商売をせよ。
4 商品にこだわりあり
私は自分という商品にこだわり以上の「オダわり」を持っている。
「オダわり」には、頭の汗が流れている。
その商品が、相手の一部となり、人生の助けとなる。
付加価値を高める意思がある人と商売をせよ。
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5 上品を売れ
売る商品は上品を旨とせよ。商品に自分の人格が現れる。
モノを買うとは自分を買うこと。ものを売るとは自分を売ること。
下品と付き合うと、自分も下品になる。
上品な人は全て人生の師。老若男女を論ずる事なかれ。
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6 目先の仕事に全力投球。カンバン人生
過去は歴史の墓標。未だ来ぬ未来は蜃気楼。
いま、ここ。目先のカンバンこそ現実、それを大事にせよ。
トヨタ生産方式では、カンバンが一番大事。
人生のカンバンを疎かにすると人生工場ラインが止まる。
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7 人生工場ラインの失敗は勉強代。
失敗やクレームにお宝が埋まっている。
失敗大歓迎。そこから智慧を稼げ。
耳中常聞逆耳之言 馬場恵峰書
8 人生は浪花節。ご縁と信用が第一
情けは人のためならず。
「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。
無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」
Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken, damn hard to put back together again to its original form. “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD
キングスレイ・ウォード氏著『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』(城山三郎訳 新潮社刊1987年)
9 仕事の疲れは仕事で取れ。仕事を趣味とせよ。
仕事はやればやるだけ面白くなる。
遊びはやればやるほど、地獄になる。
仕事は世のため人のための奉仕活動である。
10 雨が降ったら傘をさせ。
人生は塞翁が馬。雨も降れば晴れもある。
宇宙根源の理に逆らわない。
雨が降ったら傘で儲ける人もいる。
11 商売の鉄則は納期厳守
自分の命の納期を意識して商売をせよ。
ご縁は偶然、死は必然。
どんな商売もご縁で始まり、死で終わる。
命は人を待ってはくれない。人の明日は分からない。
今日会うのが一期一会、人生最後と思って対処せよ。
12 夢なき商売するなかれ
一生かかっても実現できない夢を見ながら人生商売を続けよう。
棒ほど願って針ほど叶う。
13 商売の終わりは感謝で終わる
「ありがとう」と言う商売に破産はない。
2021-07-12 久志能幾研究所通信 2087 小田泰仙
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