(1)仲間がいて、気持ちの若い人
(2)人の世話をよくして、感謝のできる人
(3)物をよく読み、よく書く人
(4)よく笑い、感動を忘れない人
(5)趣味の楽しみを持ち、旅の好きな人
以上は、馬場恵峰先生宅のトイレの壁に貼ってあった書である。これを守っていたから、馬場恵峰先生は93歳まで、馬場三根子先生は88歳までぼけずに現役で活動されていた。
仲間がいて、気持ちの若い人
孤独はいいが、孤立してはダメ。考える時は、群れてはダメ。孤独になって自分を見つめよう。ネットワークを活かして、全国の友と連携しよう。友とは、共に魂の成長を錬磨する戦友である。成長に取り組んでいる友の足を引っ張るなかれ。
人の世話をよくして、感謝のできる人
利己主義ではダメで、利他の精神で活動しよう。与えたモノが、人生の晩年に倍返しで返ってくる。それが返って来なければ、吝嗇の人生を歩んだのだ。
物をよく読み、よく書く人
読書だけでなく、実際に手を動かすことが、頭の活性化になる。10遍読むより1回書け、である。
よく笑い、感動を忘れない人
しかめっ面では、玄関にドクロを飾るようなもの。それでは誰も近寄らない。笑顔こそが頭と心の活性化である。
趣味の楽しみを持ち、旅の好きな人
足こそが自分の意志を表す。動けなくなったら人生の終わりである。旅をして全国の友を訪ねよう。
必ず惚ける6條(ああ無情)
(1)孤独で友がなく、気が老いた人。
群れてワイワイと宴会に参加は良くする。しかし表面的には、楽し気に過ごしているが、虚しい孤独感に襲われている。宴席で能力や人格が向上するわけではない。
(2)人の世話など知ったことではない。
己のことで精いっぱい。
(3)読書はしない。
スマホ、テレビの情報は受け流しだけで、頭の活性化にならない。自分が発信しなければダメ。ネットメールは短文ばかりで、思考を深めない。ネットの情報はゴミ情報ばかり。小さい画面で、大事な情報が洗脳のために故意に削り落とされている。
本を読まない人は、認知症予備軍になる。読書をして、考えることをしなくなるからだ。生物の大原則、使わない器官は退化する。
(4)威厳を保つため、いつも渋い顔
脳に刺激がなく、人が寄り付かず認知症への道をまっしぐら。
(5)趣味無し
会社の仕事以外したことがない。起きたけど寝るまで特に用もなし。
コロナ禍で、妻から足止めをくらい、家でゴロゴロ。出歩いて刺激を受けないと、惚ける一方である。
(6)狂った食事ばかり
安ければよいと惚ける要素の食事ばかりで過ごす。油分が多い食事、糖分の多い甘いもの、乳製品・肉の多い食事である。その結果、血管内にプラーク(コレステロールのじゅくじゅくした粕状の壁)が出来て、血管内の血が正常に流れない。脳の毛細血管の末端まで栄養が行き届かないので、脳内細胞が死ぬ。それが認知症の原因。
2021-04-01 久志能幾研究所通信 1968 小田泰仙
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