磨墨智622 死ぬな、殺すな、生きて時間を創れ

目標を持たないから早く死ぬ。

生きる信念・理念を持たないから、早く死ぬ。

到達点を見極めないから路半ばで死ぬ。

生きたいという願望がないから死ぬ。

強い願望があれば神様が生かしておいてくれる。

生かされていることを感謝して働いて時間をつくろう。

 

生あるもの必ず死あり

 世は無常である。どんな生き物にも死があり、どんなモノにも寿命がある。それを意識せず、命を永らえたいという意思がないから、早く死ぬ。早くモノを死なす。早く死ぬ人は、人生を丁寧に生きないし、モノを丁寧に扱わない。一番大事な自分の体を大事にしないからだ。だから天からしっぺ返しを受ける。

 死を意識しないから安易な生き方になる。倒産を考えないから、会社を私物化して、杜撰な経営となる。

 

会社の寿命

 会社だって命がある。昔は会社の寿命は60年と言っていたが、今は30年と言われる。大企業でも知識だけの頭でっかちの経営者が、大船に乗った気で安易に経営するから、破綻する。

 中小企業では、会社創立1年後の生存率は40%、5年後は15%、10年後は6%、20年後は0.3%、30年後は0.02%である。

 それは社長が、創業当初の志を忘れ、会社の利益を交際費や妾や高級車、別荘に身を入れ込むから、会社を維持できなくなるからだ。要は天罰である。会社を私物化した咎である。

 

大垣市の寿命

 20年間弱も、小川敏が大垣市を無能政治で支配したから、大垣市は没落して、滅亡寸前である。大垣駅前は、昭和20年7月にB29の空襲で焼け野原になった。今、大垣駅前が、大垣市が衰退したのでビルが無くなり焼け野原のような閑散とした風景になった。小川敏が無能政治爆弾を大垣市に投下したのだ。大垣市の敗戦である。

 大垣市の顔である大垣駅前商店街は80%が店を閉めた。近隣都市間では、大垣市だけが公示地価が、小川敏が市長になって連続19年間、下落の一途である。

 それでいて小川敏は、市の職員の給与だけは県下一の高給にした。しかし、大垣の未来を作る子供を教える教員の給与は県下最低レベルに落とした。大垣市の児童生徒の教育環境は県下最低である。

 小川敏は、己の自慢話として大垣市制100周年記念行事で3億5千万円を浪費しても、後世に何も残せなかった。その使用用途の会計報告もマル秘にして公開しない。結果は翌年も地価の下落である。

 小川敏は大垣市経営を私物化しているとしか思えない。今は6選に向けて事前選挙運動に熱を上げているとしか思えない。

 

私の勤めた会社の寿命

 私が命を捧げた前職の会社は創立後65年で市場から消えた。その間に一緒に仕事をした仲間が24名も亡くなった。経営層が学閥に支配され、決断ができず、先見の明のない経営者がのさばったから、市場から淘汰された。あのJALでも、あのGМでも、潰れる時代である。JALの株を持っていれば、大金が紙くずになった。   

 

プロジェクトの寿命

 どんなプロジェクトだって命がある。いい加減な気持ちや、杜撰な計画や決意のない実行をするから、途中で死亡(挫折)である。どんな夢を抱いても、プロジェクトを育てようという意思がないと、育たない。「偉大な仕事は夢で始まり、情熱で維持され、責任感で成就される(堺屋太一の言葉)」。その一つでも欠けるプロジェクトは頓死である。

 自分も今まで、毎年の年初に目標を立てて頑張るが、情熱か責任感かが足りなくて、多くの夢が頓挫した。忸怩たる思いである。

 今は、「死ぬまでにやりたい108の夢」が死なないように、大事に育てている。

039a34401s  馬場恵峰書

 

仏像の寿命

 仏師の命は精々100年、しかし仏師は1,000年間も人々の祈りの受け皿となる仏像造りに命を掛ける。1000年間も拝まれる仏像を創れれば、仕事冥利に尽きる。

 松本明慶大仏師が高野山中門に納めた四天王像は、今後、1000年間は皆さんに拝まれる仏像である。

 

私の余命は1年?

 私は昨年、癌が発見され手術をした。医師からは、「5年後生存率は53%」と説明された。五年後には私と同じ症状の人の半分が、死ぬ。統計データからの値は冷酷である。単純計算すると5年×0.53=2年である。今が術後1年目であるので、余命は1年ということになる。それは医師の言う通りに標準治療を受けた場合である。

 私はそんなことで死んでたまるかと、自分で病気を調べ、免疫力の文献を当たり、抗がん剤を調べ、代替治療を調べて、今までの生活習慣、食生活を変えた。主治医の勧める抗がん剤治療を拒否して、別病院で代替治療を選択して今を過ごしている。

 私は、2年で死んでたまるかという意思で生きている。まだまだやり残したことが山積みである。

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 高野山中門 増長天  松本明慶先生作 2015425日撮影

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 高野山中門 広目天  松本明慶先生作 2015年4月25日撮影

 

2020-02-04 久志能幾研究所通信 1471  小田泰仙

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