モノを贈呈すると、その反応でその人間性が明らかになる。贈呈した本代は無駄になるが、その出版社や人の本性の調査費と思えば安いもの。その反応で、今後の人生の交友関係を見直せばよい。そのご縁を授けてくれると思えば、ありがたい逆縁の佛様である。人生の交友関係は、人生の宝であり、時間の塊である。それを見直すことは、自分の人生価値を高めてくれる。人生時間は有限である。
自分の残り少ない人生で、価値観の違う人、感謝の念のない人と付き合うと、時間を奪われ、己の魂が汚される思いである。音楽家や、音楽関係者、バレエ等の指導者でも、そんな人が多くみられ、私は今まで不快な思いを多くしてきた。
「無視」という返礼
私が心血注いで作成した写真集BDやビデオBDを進呈しても、礼一つ言わない、礼状も寄こさない人が多い。写真集BDやビデオBDを贈る相手は複数人なので、その費用は半端ではない。時間レートで計算すれば一枚で、千円、二千円もかかる。別に金儲けのためで、BDを進呈しているわけではない。あくまで好意とご縁への感謝で贈呈しているので、それでヨシとしている。
しかし同一人物から何回も無視されると、考えてしまう。それも相手がもらって当然という反応を見せられると、考えてしまう。無視は愛の対極の表現で、最大の侮辱なのだ。愛の反対は憎悪でなく、無視である。そういう不感症の人たちに付きあっていると、人生が暮れてしまう。そういう人たちとは縁を切るに限る。人生では、そんな人と付き合っている暇はないのだ。付加価値の高い人と付き合うべきなのだ。時間は命なのだ。
交友関係という逆縁の菩薩
10年来、わが家が盆暮れの中元、歳暮を欠かさなかった家がある。結局、その家から電話だけの礼はあったが、その返礼は来なかった。非常識とは思っていたが、その家とはしがらみがあったので、その中元、歳暮は継続した。ずっと違和感を覚えていた。今回、私の病気の関係でトラブルが発生し、思い切って縁を切ることにした。今後もその家と付き合って、得るべきものはないと結論を出した。今回の病気は、逆縁の菩薩様であった。病気は、人生の交友関係の病状も明らかにしてくれる。
非常事態での真心の露見
非常事態の対応を見ると、そこから真の友人の姿が浮き彫りになる。東日本大震災での支援状況を見ると、そこから国家の徳が明らかになる。それが明徳である。下表は日本赤十字社宛ての義援金リストである。台湾が絶対額でも大きく、アルジェリアと台湾が一人当たりの義援金で、群を抜いている。オーマン、タイ、スイス、アルジェリアの親日ぶりに刮目した。また台湾と中国の差が182倍であるのも驚くべき差である。また米、仏、英と韓国との差もあまりの大きい。もっと親日国家との友好を見直すべきだと思う。日本の不幸を喜ぶ国との付き合いは考えるべきだ。
一人当たりに義援金換算
オーマン 330円/人
台湾 124
スイス 70.6
タイ 30.4
アルジェリア 22.5
米国 9.59
フランス 7.68
英国 6.97
韓国 4.22
中国 0.68
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2019-06-07 久志能幾研究所通信 小田泰仙
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