「ガン患者が99万5千人」は異常
ガン患者数
「厚生労働省は16日、2016年に新たにがんと診断された患者数が延べ99万5132人だったと発表した。大腸がんがトップで、胃、肺と続いた。今回は16年施行のがん登録推進法に基づき、がん患者を診察した全ての病院と都道府県指定の診療所に報告を義務付けた「全国がん登録」に基づく初の公表データとなる。
がんは日本人の死因第1位。公表された統計によると、16年に新たにがんと診断されたのは男性が約56万6千人、女性が約42万8千人で、合計で年間延べ100万人近くに上った。」(日本経済新聞2019年1月17日)
日本の出生数
2017年の出生数は、過去最少94万6千人で、人口の高齢化を反映して死亡数は134万433人と戦後最多。
異常だと報道しないマスコミ
99万5千人とは、およそ日本の生まれてくる人の数と同じ。なにかおかしい。つまり日本人のほとんどの人がガンになるという事実である。この40年間で医療費は4倍に増え、ガン患者は2倍に増えた。厚生労働省発表のガン患者数からいえば、日本人のほとんど全員がガンになるということだ。昨年、私は二人の師を亡くした。その一人の河村義子先生の死因はガンであった。
推定有罪
私の推定では、その原因は現代の食生活と現代社会がギスギスしたストレス社会であることだと思う。食生活は、食品産業の利権が大きく、マスコミでの宣伝の大スポンサーになっているので、体に悪い食品でも、スポンサーに遠慮してマスコミも深くは追求しない。私は加工食品の氾濫ががんを引き寄せていると信じている。
戦後、アメリカは太平洋戦争での日本の強さに恐怖して、二度と米国に立ち向かわないようにと、日本の精神文化を破壊する戦略で戦後を統治した。いま、その影響がボディブローのように出てきたのだと思う。それが原因で、利己主義、虐めの氾濫や、拝金主義万能の世界観を若い人に染めさせ、ストレスだらけの社会を作った。私はそれもガンの一因と信じている。
我々は食生活の見直しと、日本古来の精神文化の大事さを見直したい。このブログでは、その危機感を背景に記事を書いている。
2019-01-18 久志能幾研究所 小田泰仙
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